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平成三年の借地、借家制度の見直しの際に、借地について「定期借地権」制度が導入されたが、借家については、「定期借家制度」制度は見直されず、基本的には従来の借家制度は維持されたのである。この制度が維持されていたのでは、良質な民間賃貸住宅の供給は促されない、との意見が自民党や一部の経済学者から唱えられ、「定期借地権」制度と同じく、「定期借家権」制度を導入することによって、欧米に比較して家賃が高くて狭い貧弱な住宅事情の解消を目指すべきとの問題提起がなされたが、有力な反対意見にもかかわらず、具体的な政治日程にのぼってきて、改正案として浮上しきた背景がある。
バブル経済の崩壊、金融ビッグバン、そしてグローバルスタンダードなど、欧米に追従しなければならないと動き出した日本の政治、経済の動向のひとつとして、この「定期借家制度」問題も政治日程にのぼってきたものととらえる必要がある。
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